ワールドインテックロゴ

〒105-0021
東京都港区東新橋二丁目14番1号
NBFコモディオ汐留4階
Tel: 03-3433-6621
Fax: 03-3433-6811
営業時間: 土日・祝日を除く 9:00〜18:00

検見崎 兼秀

第4回: SI事業部の技術戦略教育

2017年6月27日
著者: 検見崎 兼秀

株式会社ワールドインテックSI事業部で教育講師を担当している検見崎です。

今まで3回にわたり当事業部で実施している、さまざまな教育の内容についてご紹介してきました。
第4回目は、最終回として「技術戦略教育」をご紹介します。

技術戦略教育の背景

本教育は、メーカーにおいて新製品開発や新事業着手がどのように意思決定されるかを解説するものです。
当事業部の技術者は多くが派遣形態で業務に就いているため、担当する新製品がどのような経緯で開発着手に至ったか知る機会はまれです。
ところが、今後拡大を目指す請負業務においては、お客様との合意にもとづき、開発着手を自社で意思決定しなくてはなりません。

将来の請負業務対応に備えて、技術者に意思決定の方法論を学んでもらいたいということから、本教育を企画しました。

技術者教育体系のなかでの技術戦略教育の位置づけ

当事業部の技術者教育体系は、3つの分野−ビジネス基礎分野、技術分野、マネジメント分野−からなっています。
(体系の詳細は第1回ブログを参照願います)

今回ご説明する技術戦略教育は、マネジメント分野教育のひとつとして技術者全階層(新人からリーダー層まで)をターゲットに実施する集合教育です。
現在のところ、年に1回実施しています。

なお、マネジメント分野の教育は、本教育以外に階層別に受講者を絞って実施する「リーダー養成講座」もおこなっています。
本教育はその基礎知識を提供する目的もあります。

技術戦略教育の実際

技術規格教育は、月に1回の技術者の集まりである「帰社会」のなかで実施しています。
今年度は、9月に東京地区で、11月には福岡地区にて開催予定です。

本教材は、技術者向けの経営学であるMOT(Management of Technology)の考え方や内容を基礎にしています。
実際の講義の目次と内容は以下のとおりです。

第1章: 事業戦略・製品戦略の手法

代表的な手法(フレームワーク)をいくつか紹介します。
事業戦略策定の手法である「3C分析」「五つの力」「三つの基本戦略」「SWOT分析」などを解説し、事業分析の必要性を理解してもらいます。

特に、事業戦略や製品戦略の代表的な手法である「PPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)」については、特に詳しく活用法を講義します。
また、事業性評価の考え方として「回収」の考え方も学びます。

第2章: 市場分析の手法

戦略的マーケティングで活用される手法である「STP(Segmentation, Targeting, Positioning)」を紹介します。
このなかで、自社のポジショニングを明確にし、注力すべき製品仕様が決まることを学びます。

また、お客様との交渉において重要な要素である価格戦略の考え方を講義します。
ここでは、われわれがいただく費用がお客様のコストの中でどのように位置づけられるかを学習します。

第3章: 技術開発戦略

製品開発の方向性を決める「マーケットイン」と「プロダクトアウト」の考え方を理解してもらいます。
さらに、「イノベーション」の本来の意味やその普及過程、「製品ライフサイクル」について解説します。
また、製品開発において何を改善すれば利益向上につながるかの分析手法である「経済性分析」も紹介します。

技術者の反応

技術者のなかでも、特に顧客とのビジネス的接点が多くある立場のかたでないと、なかなか理解できない内容ではないかと感じています。
しかし、特にベテラン技術者を中心に、リーダーが習得しておくべき知識として、技術戦略に関心をもつ方々が増えることを期待しています。
このため、今後も教材改善を継続して、技術者の皆さんに分かりやすい教育内容に改変していきます。

最後に

株式会社ワールドインテックSI事業部の技術者教育、特に帰社会で実施している教育内容について、4回にわたり述べてきました。
お読みいただきありがとうございました。

当社の顧客価値を高めるうえで、個々の技術者が技術力とともにビジネスマンとしての基礎力を高めることは必要不可欠です。
これからも、教育カリキュラムを改善しながら、技術者にとって役に立つ教育を企画・実施していきます。
当事業部では技術者の教育に熱心に取り組んでいます。入社後の自己研鑽に興味をもつ技術者の皆さんの応募をお待ちしています。

[前のページに戻る]